祖父ゆかりの地・四街道の点字図書館を訪問してきました。
このところ、近年稀に見る大雪が話題となっていますが、先週の2月14日も朝から吹雪が。そんな中ではありましたが、お話を伺う機会を得たため、四街道の点字図書館に行ってまいりました。
吹雪の中現地に赴き、まず感じたことは、「視覚障害者の方は特に、雪の中だと危険だ」ということです。私でも普通に転びそうになってしまうような道なので、雪に埋もれて点字ブロックがわからない状態での歩行は、非常に不安なものだろうと思いました。また、雪かきをする際には点字ブロックを優先的に表面に出すような配慮が必要だとも。
今回お話を伺った職員の方の中には、IT機器を積極的に活用されている若手の方もいらして、デジタル録音図書再生機器であるプレクストーク(http://www.plextalk.com/jp/)の利用者が増加しているということを仰っていました。以前、ご年配の方にお話を伺った際には「デジタルよりもやはりCDが良いのでは」ということを仰っていたので、視覚の自由不自由にかかわらず、年代によってITについての捉え方には開きがあるということを肌で感じました。いずれにしても、よりよい利用環境構築のために対応できることはたくさんありそうです。
余談となりますが、今回訪れた四街道は、亡くなった祖父が住んでいた思い出の地でもあります。おそらく中学生以来でしょうか、約20年ぶりに訪れたので記憶も薄れていましたが、駅前の風景などはなんとなく懐かしく感じました。
祖父は点字図書館の存在も知りませんでしたし、当時は録音図書の利用環境も今のように整っていませんでした。しかし、時代は確実に進んでいます。これからの時代に必要なことを、私たちが先導して行っていきたいと思っています。