ママチャリで走る経営者の日常―オトバンク会長・上田渉ブログ

聞き入る文化を広めるオトバンク会長の上田渉のブログです。神保町界隈をママチャリで駆け抜ける姿を見かけたら、それは私かもしれません。

ある女性からのメッセージと、会社が存在し続けることについて

 先日、FeBeを使ってくださっている若い女性の方から、嬉しいメッセージをいただきました。

 この方は、10年ほど前に黄斑変性症という網膜の病気を患って以来、読書をすることが困難になってしまったそうです。

 また、読書をできなくなってしまったのは、大学入学とほぼ同じ時期だったこともあり、在学中は、入学前に思い描いていた大学生活と現実とのギャップに苦しみ続ける数年間だったとのこと。

 しかし5年前に、ご友人から教えてもらった「新刊ラジオ」を聴きはじめたことがきっかけで、オーディオブックを利用するように。彼女はこれを機に、「人の声から、情報をインプットすること」のおもしろさに目覚め、5年前であれば足を運んでいなかったようなセミナーや講演会にも積極的に出向くようになり、見える世界が広がったそうです。


 そして先週、このメッセージを送ってくださった方と直接お会いする機会に恵まれました。

オトバンクのサービスのファンとしては、長く続いてほしいし、ずっと続いてもらえないと、この楽しみがなくなってしまう

 
 弊社が10年目を迎えられたことに対してこのような言葉をいただいたときには、オトバンクという会社が存在していることが、目の前の人の人生に確かに影響を与えているのだということを強く実感しました。

 このように、弊社のサービスを、人生を変えるきっかけとして活用してくださっている方の声を直接聞けるのは、本当に嬉しいものです。

 彼女も、私の亡き祖父もそうですが、私も含めて人間いつ、どのような理由で目が見えにくくなってしまうかわかりません。そうした時にオーディオブックが当たり前のように存在していれば、知的好奇心を満たし、情報収集を続けることができます。こうしたインフラとして存続できるよう、事業を発展させ、価値あるオーディオブックを提供し続けることが私の使命であると改めて感じました。

 ご本人は非常に勇気が要ったとおっしゃっていましたが、メッセージを送っていただけて、私自身とても励みになりました。ありがとうございました!


オーディオブック配信サービス - FeBe(フィービー)